3-9.「基本システム」と「サブシステム」
次に「コンセプト」を土台として企画の内容を構築していくことになるが、では、どのように作業を進めていくのかを説明しよう。 企画立案のためのシステマティックな手法として「基本システム」と「サブシステム」という考え方がる。簡単にいうと全体から細部へ、つまり大まかな内容から詳細内容へとブレイクダウンして志向を進めるということである。
たとえば、ある会社が新しく開発した家庭用品の製造販売をはじめたとしよう。そのときのPRや販売方法について「カタログをつくろう」とか、「テレビコマーシャルを流そう」、あるいは「通信販売をしよう」など、湯水のごとくアイデアが湧いてくるはずである。
しかし、ただ思いつくままにタイトルをあげていっただけでは収集がつかなくなる。
カタログやコマーシャル、通信販売などは、全体から見れば一部に過ぎない。最初に事業全体の流れがあり、そこからいろいろな業務に細分化されていくのがふつうである。
こうした事業全体の流れを「基本システム」といい、細分化された個々の業務を「サブシステム」というのである。
前述の家庭用品の製造販売事業であれば、おそらく「商品企画」「製造」「販売」「広告宣伝」「お客さま窓口」などといった部門が必要となってくるはずである。
こうした各部門から構成される事業の全体図や、仕入れ先や販売先、最終顧客といった相手との関係を、情報や商品の動き、人の動き、お金の動きといった点から大まかに組み立てて見たものが「基本システム」である。
その後、「サブシステム」として個々の部門について、さらに細かく具体的に組み立てていくことになる。「カタログ」や「テレビコマーシャル」は「広告宣伝部門」、「通信販売」は「販売部門」の業務の一環として、さらに、情報、商品、ヒト、カネといった動きから細かく組み立てていけばよい。