経営の心得
ビジネスを行う上で、事業の中心となる、技術力、商品開発力、営業力などを
保有していたとしても、それだけで成功することはありません。
なぜなら、経営をしていく上では、さまざまな経営知識が不可欠となります。
売るだけでは、難しく、人を育てなければいけないですし、もちろん
資金繰りの知識も必要になるのです。
経営に関わる知識は、会社を運営していくための実務能力、資金繰りや
経理処理などの「財務・経理能力」、市場分析などの「マーケティング能力」
などが主にあげられますが、はじめて起業する際に、これらの経営ノウハウ
が、最初から習得できている人は殆どいません。
できれば、起業する際に、経営に対する総合的な知識がすべてが
備わっていることが望ましいですが、単にビジネス書を読むだけで得られるのは
単なる知識だけで、実践から来るノウハウではありません。
現場では、予期せぬ様々な事柄が起こりえます。
それを瞬時で解決していかなければならないのです。
ある程度の知識を頭に叩き込んで、起業時から様々なことを経験し、
業務をこなしながら走り続けないと身につけていくことは難しいでしょう。
そのためには、机上の空論にならないように、知識と現場力の両方が
必要になります。
そして、それを身に付けるためには、高い志と強い精神力、確固たる覚悟が
必要になるのです。
営業力を高めるために!!
こんなに技術力があるのであれば、自社商品は、さぞかし売れているだろうと
思っていたのですが、実際にはあまり売れていないということは良くあります。
実際には、商品力や技術力があっても、販売力や営業力がなければ、
モノが売れないのです。
常々、言われることですが、
良い商品だから売れるのか?それとも営業力があるから売れるのか?
とよく聞かれます。
実際には、どちらも正しいのですし、どちらも必要なのです。
ただし、比重を考えてみるとベンチャー企業で成功している多くの企業は、
販売力の強さが共通点です。
特に創業した手のアーリーステージの段階では、営業力や販売力といった方
に高い比重があると思います。
なぜなら、売上を上げなければ、会社は潰れてしまいますし、
逆に言ってしまうと、売上を上げ続けることが出来れば、
幾らでも会社を存続することは可能です。
確かに、大企業などは、商品力、信頼・安定などで、モノが売れることは
あります。
ただ、そこまで積み重ねてきた実績がありますので、そもそも意味合いが
違うかもしれません。
創業期は、資金的に厳しい場面が度々訪れます。
それを補うために、短絡的な収益を追うことで、過剰な営業をしてしまい、
顧客構造を壊してしまうことがあります。
折角良いお客さんとめぐり合えたのに、自社の都合によって、顧客構造を
壊してしまうということは、良くあることです。
本当にすばらしい商品、サービスを自社で持つには、ある程度の時間を
要します。
だからといって、短期的な収益を追うことで、無理な営業を行ない、結果的に
損をしてしまう。
それを防ぐためには、計画性をもって、良い意味でも悪い意味でもどちらに
針がぶれても修正できるような根気強さや信念をもつことが大事なのかも
しれません。
では、営業力とは、一体何のためにあるのか?
それは、短絡的に言ってしまうと、顧客からの信頼を勝ち取ることです。
営業力とは、相手に尊敬される、信頼を勝ち取る力がなければ、本当の
意味での営業力とはいえません。
確かに苦しく、頑張っても報われないことがあるかもしれません。
無理やりでも営業を取りたい場面も多く存在します。
それでも、顧客に信頼されていなければ、営業しても長い目で考えると
良いことはないのです。
ダメでも明るく、笑い飛ばして、明日またやり直すぐらいの器量が
必要かもしれません。
