①退職を決意した段階で、まずは直属の上司に相談をする。
同僚に漏らしたために会社側に知れてしまった場合、直属上司のメンツは丸つぶれ、部下に対する管理能力を問われることにすらなりかねません。これが元で「何で俺に先に知らせないんだ」と感情的になっては後々までシコリが残りますし、妨害すらされかねません。あくまで辞意は直属上司に、そして周囲には内密に行ないましょう。できれば余裕を見て2カ月ほど前に、「個人的な相談」として時間をとってもらい、業務時間外に切り出すのがよいでしょう。ただし「熟慮の結果」であり、「すでに転職の意思は固い」ことをはっきり告げることが大切です。
②退職の理由は「自分のせい」にする。
退職理由で「給料が安い」「上司への批判」などといった会社を非難するような理由は避けるべきです。たとえ本当だとしても感情的な対立は避けられなくなるからです。円満退社が大前提。いろいろ言いたい事もあるでしょうが、グッとこらえて「自分の夢への一歩」「田舎へ帰る」など個人的な理由を探してみましょう。また、転職先が決まっていても社名を伝えることは避けましょう。
また、退職の意思は口頭で伝えるだけでなく、「退職願」として書面で提出するのが基本です。白無地の便箋に、黒の万年筆かサインペンで、縦書きします。白い封筒に入れ、表に「退職願」、裏には部署と名前を書き、これも直属の上司に直接手渡します。
会社によっては、人事部で用紙やフォーマットを用意している場合もあります。確認してみるとよいでしょう。
③最終出社日までは最低でも1ヶ月以上あける。
法律的には2週間で可能ですが、最低でも1ヵ月前、2~3ヵ月前であればよりよいでしょう。進行中のプロジェクトがあるのに突然辞めてしまうようなことのないように転職先と出社日については慎重に打ち合わせしておきましょう。
まずは残務整理のためのスケジュールを立てることから始めましょう。どの仕事を誰に引き継ぐかなど、上司と相談しながら退職日までに必要な業務を挙げます。引き継ぎ資料は、誰が見ても理解できるように残しましょう。
後任者が決まったら、取引先に「挨拶まわり」を行います。また、挨拶まわりに行っても行かなくても、付き合いのあった社外の関係者には、早めに挨拶状を出しましょう。
引き継ぎや挨拶、ドキュメントづくりは予想以上に時間と手間がかかるものです。余裕のあるスケジュールを組みましょう。
④一度辞意を示したら撤回はしない
さまざまな条件提示によって引き止めがなされたとしても、一旦出した辞意はくれぐれも撤回しないようにしてください。辞意を表明したことは社内に必ず広がりますし、同僚からの嫉妬や陰口などによって、結果的に会社にいづらくなり、内定先を辞退した後に、退職せざるを得なくなることもあります。
また、退職とは根本的に何らかのカタチで会社や同僚に迷惑をかけてしまうことを忘れないように。円満な退社は、今後の人脈づくり、ネットワークづくりに欠かせません。それは、生涯を通じてのビジネスライフに、貴重な財産となるはずです。
退職日には、上司や同僚にお礼を述べ、私物を持ち帰りましょう。より詳細な退職の進め方を知りたい方は、こちらから入手ください。
